日記テスト運用中

不定期に更新中。高専・学生ロボコンといったNHKロボコンネタを主に。ほかにもいろいろ。

ロボコニストカンファ・リトライで配信リトライ…

今年もロボコニストカンファ・リトライ(http://kosenconf.jp/?064rbcn)の配信担当をしました。
結論から最初に、リトライ失敗。

まだまだ足りなすぎる配信作業の場数の少なさと、急な構成変更とその検証不足、最低限の構成の考慮。これらが甘かったのがリトライの失敗要因でしょうか。

担当の所為上、発表を集中して見る立場になく、カンファ自体の感想につきましては細かく言及することはできません。その点についてはあしからず。また、前日に半徹でセッティングした結果、最前列で登壇者に醜態を見せてしまった可能性についても申し訳ないです。

パワーアップしたはずが?

昨年は以前使っていたラップトップで初代Core2Duoクラス、CPU処理能力的にアップアップな配信でありました。

今回は新しい環境の下、より強化して配信と臨みたかったのですが、事前に当日にトラブルが。

ManyCamが妙に不安定

前回同様、スイッチャ・PinPや文字埋め込み等の担当ソフトとして、ManyCamを使用する予定でありましたが、とにかく落ちまくる。
いろいろと打開策を考えたのですが、上手い解決方法は見当たらず。

(カンファ後再びManyCamを動かしたところ、不安定さは改善… リブート等できるトラブルシューティングは、しっかりすべきでした)

代打 Mac mini (mid 2011)

開催のちょっと前、Mac mini (mid 2011)を導入しておりまして、配信機として使えないか調べた結果、

  • スイッチャはCamTwistを使用、無償で使う分にはかなり高機能
  • FLMEはOS X版もある
  • IEEE 1394ポートはThunderbolt FireWire 800アダプタで増やせる

これらの理由から代打として出すことにしました。

ヘンテコな接続はトラブルの元

当日の朝気づいた問題が。表示用にUSB接続のモニタ、レノボのThinVision LT1421を使おうとしたのですが、CamTwistが落ちる落ちる。

強制終了時のコールスタックを見て考察した結果、CamTwistがQuartz Extremeを使用しており、ちゃんとGPUが稼働する環境でないとスイッチャとしての機能が働かない、という結論に。要はGPUが作動ように、ちゃんとHDMI、DisplayPort等でディスプレイをつなぎなさいと。

てことで、当日慌ててHDMIかDVI-D接続できるプロジェクタがないか、慌ててしまったわけです。本来は登壇者へのタイマー目的のプロジェクターを借りる結果となってしまいました。

都心だからって速度出るとは…

大きなミスはもう一つ。回線の帯域幅の見積もりが甘かったことでしょうか。去年は相当速度が出ていたので、油断してしまったところも。

窓際に外へ出るためのWiMAXルータを置き、速度測定。都内なのでそれなりに速度が出るかなと思ったのですが、よくて上り1Mbps。更にいざ配信してみると更に上り速度が異様に遅いという結果に。

参加規模とそれに伴うWi-Fiルータの使用率、飛び交う電波を甘く見ていました。部屋の中の伝達速度も…という結果になり、都心だし上り1Mbpsは出るだろうと思ったところが、実際には250kbpsが限界という結果に。

高品質での記録のために強気のビットレート設定をした結果、前半は配信がガクガク。そして、Ustream上には録画分がありますが、あくまでもUstreamへ送出した結果が記録されているので、録画データがおかしいことに。同一の内容が含まれたりと…

反省点

終わってから後輩から指摘を受けたことですが、最低限の構成を頭に入れておいてセットアップすることが肝心。こだわりすぎてもよくない結果に。

さすがにタブレットスマートフォンUstreamでってわけには後述の理由もあり、それは…という感じではありますが、ウェブカメラとラップトップ1台をつなぎ、上り100〜200kbpsでネットに出れる環境を想定した最低構成と設定を頭に入れ、いざというときフォールバックできる体制を頭に入れるべきでした。そしてその決断を適切にとることも。

現地環境が事前に把握できない、当日現場に入って時間が限られた中で配信の環境を構築するにあたっては、構成に無理をしないことが肝心です。開催を30分遅らせてしまったのは、参加者にも迷惑をかける結果となりました。申し訳ありません。

ほかいろいろ

FMLEにはローカル録画機能があり、配信が追い付かなかったデータも記録されています。
これを基に一般発表のうち、Ustream録画分で正常に再生できない個所を補完したいところですが、ローカルのデータも形にするには一工夫、もしくはデータの一部破損の修復が必要のようで…データはあるのに悔しいところではあります。

今回、高専ロボコン全国大会の運営補助に向かうことになり、参加予定だったものの直前で参加キャンセルとなったロボコニストが多い結果となりました。それだけに、後から良い状態で視聴できる体制をしっかりとしたかったものです。(去年は配信をあとから観ましたというフィードバックをいくつか受けましたので)

しかしそれに向けてのこだわりが、却って仇になってしまったところは否定できません。

来年は「リトライ」じゃないようですが、できるのでしたら再び配信リトライをしたいところではあります。背伸びしすぎず、が肝心。